株式会社コイワイ（本社：神奈川県小田原市、以下「コイワイ」）/ 日本積層造形株式会社（本社：宮城県多賀城市、以下「JAMPT」）は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）が開発した小型月着陸実証機「SLIM（Smart Lander for Investigating Moon）」プロジェクトにおいて、同社の3Dプリント技術が着陸脚の衝撃吸収材として採用されたことをお知らせします。

SLIMは、2023年9月7日（日本標準時）に種子島宇宙センターから打ち上げられたH-IIAロケット47号機（H-IIA・F47）に搭載され、2024年1月20日 0:20（日本標準時）に月面着陸に成功しました。

SLIMプロジェクトは、月面へのピンポイント着陸技術の実証と軽量な月惑星探査機システムの実現を目指すものであり、コイワイ/JAMPTは、着陸脚先端の衝撃吸収材に最先端の3Dプリント技術を提供しました。

3Dプリント技術は、軽量かつ耐久性があり、高度なカスタマイズが可能な部品を製造するための理想的な選択でした。衝撃吸収材に採用された３Dプリンタ製金属ラティス（スポンジ状）構造体は、半球状をしており、着陸時には自らがつぶれ、SLIMを着陸の衝撃から守るのに不可欠な役割を果たします。

コイワイ/JAMPTは、宇宙技術の発展と探査の未来をサポートするために、3Dプリント技術の継続的な革新に取り組んでおり、SLIMへ3Dプリント技術が採用されたことはその成果の一つです。今後も宇宙探査と科学分野他の技術の進化に貢献していく覚悟です。

詳細情報については、コイワイ/JAMPT 各社の公式ウェブサイトをご覧いただくか、お問い合わせ先までご連絡ください。

【リリースに関するお問い合わせ】

株式会社コイワイ　社長室　         TEL: 0465-44-2015

日本積層造形株式会社 企画・管理部  TEL: 022-290-0630