株式会社コイワイは、月面での高精度着陸技術の実証を目指して開発された「小型月着陸実証機(SLIM)」プロジェクトに対する貢献が認められ、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から感謝状を受領しました。感謝状の贈呈式は、8月5日に当社本社工場(神奈川県小田原市)で行われました。

SLIMには、コイワイ/JAMPTの3Dプリント技術で製造された着陸脚の衝撃吸収材が採用されています。この3Dプリント技術により、軽量かつ耐久性が高く、高度なカスタマイズが可能な部品を製造できるようになりました。衝撃吸収材として採用された3Dプリンタ製金属ラティス(スポンジ状)構造体は半球状で、着陸時に自らが変形してSLIM全体を月面着陸の衝撃から保護します。

コイワイ/JAMPTは、宇宙技術の発展と探査の未来を支援するため、3Dプリント技術の継続的な革新に取り組んでいます。SLIMへの3Dプリント技術の採用は、その成果の一つです。今後も宇宙探査や科学技術の進化に貢献してまいります。

SLIM presskit JP_2308.pdf より 7・12 ページ ©JAXA